La Cave du Vieil Armand
ラ・カーヴ・デュ・ヴィエイユ・アルマン
ラ・カーヴ・デュ・ヴィエイユ・アルマン
La Cave du Vieil Armand(ラ・カーヴ・デュ・ヴィエイユ・アルマン)は、アルザスワイン街道の最南部のヴィエイユ・アルマン山の麓にある、約80件の小さな葡萄農家からなる協同組合。第一次世界大戦の激戦地となったヴィエイユ・アルマン山(ドイツ語ではアルトゥマンスウィコフ(Hartmannswillerkopf)を、その名前の由来としている。
この山がシェルターのように風雨を遮るため、この地域はフランスの中で最も乾燥した地域となり、雨量が少なく日照量が多いため、葡萄栽培にとって理想的な環境となっている。葡萄の栽培に適した斜面には多くの葡萄畑が広がっているものの、平地には小麦やトウモロコシなどの様々な種類の農作物が栽培されていて、山には手つかずの森が広がっている。この多様で自然豊かな環境が、アルザスのシンボルともいえるコウノトリが生息する環境を育んでおり、葡萄作りにも良い影響を与えている。 La Cave du Vieil Armandの醸造所の敷地内には、コウノトリが巣を作って住み着いており、自然と共生する様を感じることができる。
La Cave du Vieil Armandの葡萄畑は、10の小さな村にまたがる合計140haの広さである。その中には、由緒あるシャトーのOllwiller(オルヴィラー)城の葡萄畑がある。この城はその歴史を13世紀まで遡り、ルイ15世も滞在したことで知られている。Château Ollwillerは、アルザスの51のグランクリュの1つであり、アルザスのグランクリュの中で、実際にお城のある正真正銘のシャトーとしてワインを造るのは2つのシャトーしかないが、このChâteau Ollwillerがその1つである。 Château Ollwillerは、標高260~320mの山麓の日当たりのよい南東斜面に位置し、砂質土等の多様な土壌からエレガントで繊細なワインを生み出している。
Château Ollwillerを筆頭に、 La Cave du Vieil Armandのワインは、その品質を高く評価されており、地元の人に深く愛され、その大半は輸出ではなく地元で消費されている。地元の人に愛され、コウノトリを育む環境で造られる、幸せを運んでくれるようなワイン。飲むだけで幸せになれる、そんな気がしませんか?
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